なぜか埼玉 その3

蓮馨寺(れんけいじ)

後北条氏(小田原北条氏)の北条氏康は1546年の河越夜戦の勝利を期に、家臣大導寺政繁川越城主に任ずる。政繁は信心深い母、蓮馨大姉の為に平方村(現・上尾市)に蓮馨寺を創建、後に川越に移転。江戸時代には、浄土宗の僧侶養成所「関東十八檀林」の一つとして栄えた。浄土宗なので本尊は阿弥陀如来だが、福禄寿、呑龍上人、おびんづる様も祀られている。

大光院開山呑龍上人は「子育て呑龍」と親しまれており、捨て子や貧しい人々の子供を弟子と言う名目で引き取って、7歳になるまで育てたと伝えられる。その流れなんだか分からないが、「水子子育 地蔵菩薩」と称して何故か水子地蔵がある。その流れでは無いけど、ペット霊堂もあった。

おびんづる さわって なでると すぐなおる

おびんづる様は釈迦の最後の教えを聞いた十六羅漢の一人、Pindola Bharadvaja*1の事。真っ赤な木像で、自分の体の悪い所と同じ所を撫でると病気が治る、と言われている。

熊野神社

小さな神社なのに、御末社が妙に多い。地面は雪が溶けてドロドロ。

熊野神社   日本サッカー協会公認お守り発売中。ヤタガラス繋がり?
嚴島神社   御祭神:市杵島姫命
秋葉神社   御祭神:火之迦具土命
大鷲神社   御祭神:天之鳥船命
加祐稲荷神社   御祭神:倉稲魂命

嚴島神社は川越銭洗弁財天という事で、社の横の寶池で小銭を洗う。お賽銭に入れる小銭が無くなったので、洗ったばかりの小銭をお賽銭箱に入れる。浄財、浄財(なんか違う)。「足踏み健康ロード」。小石が埋め込まれていて、素足で歩くとツボ押しになる。

*1:賓度羅・跋囉惰闍、賓頭盧・頗羅堕、賓頭盧・突羅闍。
Bharadvaja = भरद्वाज ?