初詣 その5

寸又峡温泉つづき

「夢の吊橋」まで15分ほど歩く。日陰に入るとかなり寒くて、積もった雪が所々残っている。大間ダムの人造湖は水がきれいで青い事は青いけど、日陰のせいか季節のせいなのか余り鮮やかな色ではなかった。長さ90mの吊り橋を渡る。揺れる事は揺れるが全然怖くない。吊り橋を渡った後の階段が結構きつめ。

階段を上りきるとほほえみ地蔵、尾崎坂展望台。さすがに冬なので、山の緑もあせて殺風景な景色。飛龍橋を通って戻る。シャワシャワ音。凍った草の氷が溶けて飛沫が吹き出していた。草の枝がそのまま氷で太くなっている。大間ダムに戻ると「ダムの水が青いわけ」の看板。チンダル現象で青く見える、と力説しているがこれは間違いだと思う。解説自体は非常に丁寧で親切。

チンダル現象、という言葉さえ使わなければ問題ない。

外森神社に初詣。鳥居のそばにいきなり賽銭箱。その先はひたすらきつい階段。崖には大きな岩。天狗石、通称「落ちない大石」。階段を上りきると社殿はあるが、賽銭箱が見当たらない*3。紅竹食堂で「店主自まんの渓流そば」。蕎麦には、タラの芽、ワラビ、椎茸などの山菜と、天かす、川海老、ヤマメ、イナゴ。

イナゴ?!

飛龍の宿で入浴のみ、500円。露天風呂には誰もいない。湯温もぬるめなので、猫舌の自分でも安心。元々、武田の落ち武者の隠し湯が湯山地区にあったと伝えられていて、この湯山温泉は大間ダム建設により消失。郵便局長の望月恒一さんが温泉を掘り当てて出来たのが寸又峡温泉硫化水素系の硫黄泉で、

湯上りはしっとりなめらかなお肌となる"美女造りの湯"として知られております。

その1 23   写真

*1:Rayleigh scattering

*2:赤は水深1mで50%減衰。青は水深1mで0.5%減衰、水深100mで50%減衰。

*3:http://www.dekaino.net/blog/index.php/archives/2007/08/01/404/ 参照。
どうやら賽銭箱は社殿の中にあって、格子の隙間から投げ入れるらしい。