イカ釣り船に米を鬻ぐ その4

呼子朝市:いか

「朝一しゅうまい」で呼子名物いかしゅうまい。さすが本場だけあって、昔食べた冷凍物とは違う。すり身は妙な濁りの無い澄んだ味。露店の生いかはどんどん売れていって、どこも完売気味。一夜干しを売る露店もちらほら。港には、大きなランプ(集魚灯)のついたイカ釣り漁船が並ぶ。今日は日曜日。1日50個日曜日限定の呼子名物イカバーガー絶賛販売中300円*1

呼子朝市:うに

プラスチックの籠にムラサキウニやアカウニがごろごろ。ウニ一匹(一壺?)300円〜400円。その場で海胆をかち割って、身*2を手のひらに載せてくれる。新鮮、かつ海水の天然の塩味が付いてむちゃくちゃ旨いが、人肌の温度に温まっているのにちょっと違和感がある。「ウニには必ず身が5つ入っているからね」。ヒトデと同じ棘皮動物だし、日本人の常識でしょう。別の露店で、もう一壺。このウニは近くの加部島で採れたらしい。

呼子朝市:さざえ

11時過ぎると、売り切れの露店がぽつぽつ閉まりだす。さっきまでサザエの壺焼きを売っていたお店に入ってみる。店自体は一仕事終わったモードに突入していたが、おじさんが特別対応で焼いてくれる。家族の中に一人椅子に座り、猫と遊ぼうと努力してみる。中学生くらいの女の子が携帯でメール。壺焼きは炭火の焦げが野趣にあふれる。

呼子朝市:みんなの駅情報ステーション

無料でお茶を出してくれる。唐津観光協会主催の「唐津・呼子イカ検定」試験案内ポスター。今年2月に試験があったらしい。呼子大綱引きの写真。更に映画「海の花火」(1951 木下惠介監督)の紹介。呼子でロケがあったらしい。ヒロインの桂木洋子黛敏郎系)や佐田啓二はともかく、笠智衆*3三國連太郎*4の写真が若い。かつ渋い。

その1 2 56 

*1:呼子のお刺身にもできるやりイカと水イカだけを使用 この新鮮なイカのすりみに体にやさしい国内産丸大豆を混ぜ、秘中の秘の調味料を少々加えたパテに仕上げました。体にやさしいイカバーガぁ〜です。

*2:生殖巣

*3:当時47歳

*4:当時28歳、今84歳