鯖錆青ん(ピエール・バルー) 後編

小田原

小田原城の正面入り口をスルーして南に歩いていくと、町並みが新しすぎず古すぎず、いい雰囲気。ういろう本店へ。前回買ったういろう(小豆)が素晴らしく旨かったので、また買いに来てみた。店内喫茶で、和菓子と抹茶のセットを頼んでみる。何故か分からないけど、メニューにはういろうが無い。

前回来た時には外郎博物館の入り口が分からなかったので、店員さんに聞いてみる。店の奥に案内されて、蔵に入る。昔使っていた看板や、調剤に使う道具などが展示してあった。写真撮影禁止。店内で薬の方のういろう「透頂香」を買っている人がいたが、一箱5千円もするようだ。仁丹の様な小さな粒で、銀箔でコーティングしてある。

風祭

箱根登山鉄道で割とすぐ。風が吹いてきて涼しい。鈴廣蒲鉾本店、鈴廣かまぼこの里がある。箱根ビール藏へ。「小田原エール」のグラス420円。お通しで蒲鉾が出てくるが、なんかこのビールには合わない。キューブ状のチーズに、葱とかつおぶしと醤油をかけた冷や奴風チーズ。微妙。隣の売店で、ブラッドオレンジのジェラートを食べる。

小田原

「昭和酒場まんま」、夜は開いていた。

  • 本日のお勧め、イナダ刺身(地物)
  • 自家製〆鯖(確か地物)
  • アジフライ

イナダ刺身の表面がつやつや。すっきりした若さと、濃厚な旨味のバランスが素晴らしい。歯応えも絶妙。しめさばは、鰹感も感じさせるワイルドな味で、酢もスパークしている。うまいうまい。昼間のリベンジでアジフライを食べてみた。やっぱり、先月食べたものより味が痩せている。小田原の別の店も開拓してみたいとは思うのだが、ここと外郎本店は巡回ルートから外せそうにない。