日本アジめぐり その2

小田原

ICE BOX 濃い果実氷温州みかん)を買う。せっかく茅ヶ崎まで来たので小田原へ。JRの改札には巨大な小田原提灯。二宮尊徳は栢山の生まれらしい。小田原城址公園に行ってみる。曇り。天守閣の手前にはニホンザルの檻が。小田原城には象のウメ子さんもいるはずだが、姿が見えない。天守閣に上ってみた。最上階は風が涼しい。天守閣で見かけた情報。

小田原三大漬け物: 梅干し、塩辛、わさび漬け

ウメ子さんは象舎の奥にいたが、鼻だけしか見えない。ういろう本店へ。外郎博物館に行きたかったのだが、入り口が良く分からない。店に入ってみて、気まずいのでういろうを1本買う。ういろうは名古屋名物というイメージなので、名古屋発祥と思っていたが、

  • 元に仕えていた陳延祐が、日本に帰化して博多に移り住んだ。
  • 帰化の際、中国での役職名、礼部員外郎から名前を取って外郎と名乗る。
  • ちなみに成都時代の杜甫の役職は、節度参謀と検校工部外郎*1
  • 「がいろう」だと役職名そのまんまなので、「ういろう」と無理矢理読む。
  • 外郎家二代目・宗奇が、お菓子のういろうを考案。
  • 宗奇が、代々伝わる薬「霊宝丹」を持参したら朝廷で好評。これが薬のういろう。
  • 北条早雲の招きで、五代目・定治が京都から小田原に引っ越し。
  • 京都に残った分家は途絶え、分家に仕えていた菓子職人が全国に広めた。

まだ晩ご飯には早いので、日本ジャンボーの経営する温泉施設、万葉の湯へ。5階の湯船に少し浸かり、4階で指圧マッサージ40分。テントの「蜘蛛の決闘」みたいに指が動き回るが、気持ちいい。6階の露天風呂へ。温泉のお湯は、熱海や湯河原からタンクローリーで運んできている様だ。

*1:754年(広徳2年)に就任したが、翌年の正月に辞職