晴れのち曇り、時々迷子 その3

新湊

魚を食べようと思うのだが、氷見に行こうか新湊に行こうか。LRT万葉線に乗る。ボンバルディア社の標準パーツを組み合わせて作られている様で、内装はチューリヒとかグルノーブルで普通に走っているトラムを思わせる。料金箱だけは日本風。新町口。奈呉の浦交番にはロシア語で「Полиция*1」の看板。寿司竹に入ってみたが、連休中は魚が入ってこないので予約の客のみ。

向かいの磯寿司は開いていた。助かった!

白えびの刺身には甘海老の青い卵を添えてくれた。ねっちりもちもち。バイ貝はこりこりしゃりしゃりで「しゃりこり」な食感。どのネタも旨味が沁み出てきて味わい深い。白えびは握りでも食べてみたかった。富山弁の「きときと」の魚、という表現が良く分からなかったが、「新鮮、ピチピチ」という意味の様だ。それも納得の旨さ。笑点が始まった。歌丸が登場。

『交番にロシア語が書いてあったけど、ロシア人って多いんですかね?』

貿易港の富山新港が近いので、割とこの辺にはロシア人がやって来る。中古車もこの辺からロシアに輸出される。最近は輸入規制で、古い中古車は輸出されなくなった。輸出業者のパキスタン人も結構いる。高岡には工場も多いのでブラジル人も結構住んでいる様だ。この店にも外国人は結構やって来るらしい。

外国人の対応はなかなか大変で、刺身とシャリを別々に出したり、「普通の飯がいい」というから御飯茶碗によそって出したり。大豆アレルギーの人だと醤油がNGなので大変。英語の出来る船員さんだと仲間連れで「ちょっとこいつに日本料理を食わせてやろうと思って連れて来た」とか嬉しい事を言ってくれる。最初に食べる日本料理でいきなりこのレベルだと、舌が肥え過ぎるんじゃないかと心配。

砺波

JR城端線で砺波。アパホテルに泊まる。部屋にはアップルタウンと、藤誠志『報道されない近現代史』(産経新聞出版)が常備。帽子とミニスカートの元谷芙美子社長、憂国の士「藤誠志」こと元谷外志雄アパグループ社長、と経営陣の放射能が高すぎる。

その1 23 写真

*1:policija = 警察