かいどうをゆく その3
♪ 尾道は いつか来た道
尾道
確か、とり・みきの本に載っていたネタだ。今日は快晴! 尾道駅のすぐ前には港。対岸の向島には向島ドックや日立造船向島工場がある。レンタサイクル1日500円とデポジット1000円。JR山陽本線に沿って国道2号線が走り、線路の踏切を渡ると坂、坂を上ると寺。この一帯は寺院が密集していて、観光マップで寺院の数を数えたら25もあった。
浄土寺(真言宗)
川越の喜多院以来多宝塔萌え*1なので、国宝の多宝塔は是非ともチェックしておきたい所。でも喜多院で堪能しすぎたせいなのか、あるいは球面感がもうちょっと欲しいからなのか良く分からないが、微妙に食い足りない。境内摂社では丹生明神と高野明神を祀る。この2神は真言宗と何かと訳ありらしいので、「古代の朱」(ちくま学芸文庫)と丹生都比売神社を今後参照してみる予定。
多宝塔の裏手の階段を上っていくと、石仏が数百体ぎっしり並んでいて壮観。風雨に削られてもう顔も見えなくなっているが、眺めていてしみじみ。千体仏と呼ばれているらしい。浄土寺は庭園も有名らしいが、平成の大修理で工事中らしく入れない。浄土寺の外には柔道家、西郷四郎の像と「西郷四郎逝去の地」の碑。
千光寺(真言宗)
千光寺ロープウェイは15分に1回運行、片道280円。千光寺公園で、みかんとバニラのミックスソフトを食べてみた。崖の岩には、頼山陽の漢詩を始め様々な詩歌が刻まれている。「百八煩悩滅除大念珠」。滑車に吊るされた巨大な数珠を引っ張ると、カチカチ音が鳴ってかなり面白い。本堂の授与所で扱っているお守りの中で、売り場のおばちゃんのお勧めは、目が飛び出す目出しダルマ。がび〜んって感じ。
「石鎚山鎖修行」は、鎖に掴まって崖をよじ登るファイト一発な修行。修行するぞ修行するぞ修行するぞー。鎖と鎖を繋ぐ輪っかが微妙な高さにあって足を引っ掛けづらい。距離は短いものの、かなりハード。頂上には石鎚蔵王大権現。意外と小さい。風雨で削られてしまってはっきり見えない。
参堂を下りる途中の磨崖仏、阿弥陀三尊像と二尊逆修塔がほのぼのした佇まいで和む。