梅二題 その1

梅の季節なので鎌倉駅

大巧寺*1日蓮宗

門には「安産子育産女霊神」。門を入るとマンションの陰になった脇道。様々な種類の椿が植えてあって見事だが、マンションの陰になって薄暗いので地味だ。本殿もお寺というよりマンションの裏庭で、こんな私有地に入っていいんだろうかと腰が引ける。

源頼朝が大行寺で作戦会議を開き、その戦いに大勝した事にちなんで1320年に大巧寺と名を改めた。頼朝は1199年に亡くなったので、大巧寺に改名したのは知らない人だ。大行寺で軍評定を行ったのは富士川の合戦という説を発見・・・? これ、平維盛が水鳥の羽音で逃げたという奴だ。だったら、大行寺で立てた作戦ってあんまり役に立ってないんじゃ・・・。あ、水鳥と軍事会議。

裏庭は日当りも良く、こじんまりと梅も植えてあって和む。大巧寺は檀家を持たない安産祈願専業の寺で、この業界で名高いプロ中のプロ。475年間の伝統を引き継いだ職人の業が光る。日棟上人が、秋山勘解由(かげゆ)の妻が、産女霊神*2が、どうのこうの。

安国論寺日蓮宗

  • 電柱広告に「竹之家*3」の文字が。
  • 上行寺が気になる。おどろおどろしい看板。
  • 「竹之家」発見。お腹いっぱいなので見送り。

安国論寺は、日蓮の「立正安国論」にちなんで名付けられた。日蓮がここで「立正安国論」を書いたと言われている。静岡県実相寺で書いた、という説もあって何が何だか良く分からないが、しだれ梅と紅梅。昼過ぎに行ったので、どの梅も日陰になってしまっているのが残念。

通りの「今村酒店」というローソンは、どうも鎌倉ビールの本社を兼ねている様だ。

*1:だいぎょうじ

*2:うぶすめれいじん

*3:id:plank:20071202 参照