南アルプスの天然だし
どこかのダイアリーに「ロボットラーメン」という謎の単語が。
甲府へ。新宿から特急で1時間50分。晴れ間のある曇り。勝沼ぶどう郷駅の線路脇には、満開の桜が並ぶ。山梨市駅あたりからは、桃の木が増えてくる。甲府駅南口から42番のバスに乗って、40分強で桃園新田*1に到着。桃が満開。
注文
ケーヨーデイツー櫛形店の脇道を通って「そば処桃園」に到着。ここの玄関脇から裏庭に入ると、菜の花や雑草の繁る中に「ロボットラーメン」のプレハブがあった。中に入ると、机の上にパソコンが置いてある。これをマウスで操作してラーメンを注文。ラーメンは7種類あるのだが、麺の茹で加減やスープのレシピを細かくカスタマイズ出来る。
- 麺のゆで方(5段階調節)
- スープの調合(各材料を6段階調節)
たれ:しょうゆ、塩、鶏の油、豚の油
スープ:鶏ガラ、豚ガラ、鰹節/さば節、煮干し、昆布、みりん
調理
「くじ付き清算」ボタンを押してみたが、はずれ。ロボットがラーメンを作り始める。
- 「お盆どんぶり供給ロボット」が、お盆に丼を載せる。
- 「4種だし忍者ロボット」が、たれを調合。
- 「スープ調合ロボット」が、スープを調合して丼に注ぐ。
- 「麺ゆでロボット」が、麺を茹でる。
スープが完成する頃に、ちょうど麺が茹であがる様に計算して茹でる。 - 後は店員さんが麺を丼に入れて、トッピングを載せる。
雑談
お客様番号6番。桃園ラーメンミニを食べながら、若い店員さんと話す。
- プレハブなので、夏は異常に暑い。クーラーが全然効かない。
- 昨日プレハブが雨漏りして、店長と「どうしようか」とか話していた。
- ラーメンは、隣のおそば屋さんの中で食べる事も出来る。
- ロボットは店長が全部一人で作った。
店長は暇さえあれば機械をいじっている。 - 隣のそば屋も、色々自動化されている。スジ煮込みロボットがすごい。
- 「スープ調合ロボット」は、一杯作る毎に自動でノズルを洗浄する。
連続で注文が入った時は、ノズルの洗浄を省く。
麺は若干硬め。天然素材のスープが旨い。和風ラーメンミニも頼んでみる。お客様番号7番。これも旨い。そば屋の方に移動してPC画面でビールを注文。会計530円で精算機に1,030円入れたら、お釣りが1,530円戻ってきた。まだ少しバグが残っている様だ。バスの時間が迫ってきたので帰宅。
バスの窓から富士山が見える。
画像:The soup blending robot, Minami-Alps, Yamanashi, Japan / Apr. 05 2009