モスクワ市近代美術館展

青春のアヴァンギャルド - シャガールからマレーヴィチまで

今日で会期終了なので、慌てて東急Bunkamuraへ。

ニコ・ピロスマニ*1

「コサックのレスラー、イヴァン・ポドゥーブニー

ネオ・プリミティヴィズムに分類されるグルジアの画家、ピロスマニはこの絵を写真で見た事があった程度だが、実物や他の作品も観てみて非常に気に入った。実際に居酒屋の看板に使われていた絵とか。祝宴の絵では、グルジアらしくワインを水牛の角に入れて飲んでいる*2

「タンバリンを持つグルジア女性」

彼の絵は、「黒の使い方」と「顎のたるみ感の表現」が天才的。この絵なんか絶妙のたるみ感。本当は構図とかもいいんだけど。人物画がとてもいい。彼は動物画にも力を入れているが、そっちの方は、個人的には余りピンと来てない。

カジミール・マレーヴィチ

「刈り入れ人」
「スプレマティズム(黒い十字架のあるスプレマティズムのコンポジション)」
「農夫、スーパーナチュラリズム」

実物を観れて感動。黒い十字架の横棒が軽くカーブを描いているのとか筆感とか、たまらん。

アエリータ

アエリータのDVD、置いてますか?』
「売り切れました。」

*1:ნიკო ფიროსმანი

*2:id:plank:20080416 参照