へへへ へへへへへ その4
夕食
泊まっている宿の姉妹館、十和田レークサイドホテルで温泉に入る。いよいよ現金が無くなってきたので、『夕食をここで食べて、クレジットカードで払えますか?』「ごめんなさい、食事は予約制なんですよ」。いよいよやばい。ホテルの人がわざわざ調べてくれたが、十和田湖周辺の食堂でクレジットカードで使える所が全く無い。
「30分位待ってもらえれば作る、と板前が言ってますがどうしますか?」
ナイス板前。
田子屋酒店のオリジナルビール「青森青りんごのお酒」を呑みつつ時間つぶし。味というより鼻に抜ける香りが青リンゴ風味。この辺りは県境。青森側で聞いた所、十和田湖でお金が下ろせる所は郵便局しかない。秋田側の情報によると、一番近い銀行までは車で30分もかかる。ホテルに戻ると料理完成。
- きりたんぽ
- ヒメマス塩焼き
- 十和田牛のステーキ
- テリーヌ系、蕗の和え物、海産の酢の物などもろもろ
- 鮭、えび、帆立の刺身
- うにご飯
メインディッシュ級が次々に出てきてゴージャス。きりたんぽ鍋は初めて食べるけど、これ旨いな。若干塩が強めに効いた出汁に、野菜、糸こんにゃく、鶏肉。きりたんぽって良く知らなかったが、米の味のするちくわぶが出汁の中でほろほろ溶ける感じ。
十和田湖名産のヒメマスは、ベニザケが海に降りられずに淡水だけで一生を過ごすもの(陸封型)。十和田湖には元々魚がいなかったのを、和井内貞行が20年の苦闘の末、養殖に成功した。外の食堂では時価とか書いてあって結構高そう。牛ステーキは酸味のあるおろし醤油系ソースで旨い。
こんだけゴージャスな料理で3500円はお得だ。旨かった。板前GJ。
今日は快晴だったので、外に出ると星がたくさん見える。