宿 第一回(静岡市) 6/3
会社から帰ってダイアリを書きたいんだけど「眠いから寝る」事が多い。睡眠時間重視。でもずっと書かないのもストレスが溜まる。ブログ書きに集中する為に緊急合宿を行う事にした。でも一人で行くのは合宿とは呼ばないので宿。
PowerBook G4はメインの一張羅マシンなので余り持ち出したく無かったが、宿をきっかけにぼちぼちMac mini + Happy Hacking Keyboard + コントラスト1000の液晶モニタを買う事に決めた。
るるぶ静岡を買う。
えっ?ジュビロ磐田って静岡だったの?(馬鹿)
浜松でブラジル料理を食べたい気もしたが、生しらすに心奪われて静岡市へ。
6/3(土) 品川→静岡→用宗→静岡
こだま号の中で書く。結構集中出来そう、と思ったら静岡に到着。駅ビルのアスティ東館「魚河岸 大作」で昼食。注文。生しらすは晩飯に取っておこう。鰯の刺身はとろける様な味わい。ほれぼれするほど旨い。本鮪へそ(心臓)の燻製は、ばさばさした食感。ほのかにチーズの様な味がする。珍味は珍味だけど旨いかと言われると悩む。鰯の団子汁はもう少し硬派な味の方が好きだ。会計2000円くらい。
ホテルに荷物を預けて駿府公園へ。周辺には微妙なアートがちょこちょこある。駿府城跡といっても、天守閣とか一の丸とか全く残ってない。お城の形跡が残っているのは堀と門くらい。紅葉山庭園に入ってみる。入園料150円+立礼席*1で呈茶400円。花菖蒲が見事。池の真ん中の石に鷺(さぎ)みたいな鳥が止まっている。立礼席で抹茶とお茶菓子。お茶菓子は枇杷の形をしているが、味は生八つ橋の中に白餡の入った感じ。席に忘れたデジカメを和服の少女が持ってきてくれた。
青葉シンボルロードを通って常盤公園まで行ってみる。パブリックアートがいくつか置いてある。Bernard Gitton*2の「ZEN」というオブジェが面白い。丸い水瓶に、4方向から噴水の水が注ぎ込む。水がいっぱい溜まると、いきなり水瓶がごろごろ倒れて水をこぼす。水をこぼしつつも、起き上がり小法師の様に起き上がる。常盤公園に丁度16時に着いたので、音楽に合わせて噴水ショーが始まった。夜になるとライトアップされて綺麗らしい。
日が暮れる前にシラスの聖地、用宗に行く。JR東海道線に乗って2駅。非常に寂れた感じ。駅から東にとぼとぼ歩いて漁港。「しらす直売所」がいくつかあってしびれる。防波堤には釣り客が結構いた。
「おおいし」で食事。
- 生しらす!
生姜は付けずに醤油だけの方が旨い。甘エビの様なほのかな甘みと、ぷりっぷりの食感がたまらん。骨のじゃりじゃり感も素敵。 - 鮪のへそ(心臓)刺
レバ刺しのタレに浸けてあって、牛レバーとキャラがかぶる - 御前崎の岩牡蠣
- 桜えびのかき揚げ
幸せ。さくさくしてる。かき揚げって、どこまでが衣の味でどこまでが具の味か今いち分からないけど、そんな事はもうどうでもいい。もう衣だけでもいい。 - ビールと日本酒「杉錦」
杉錦は微妙にアルコールがきつい気がした。
生しらすをおかわりしたかったが、後で静岡おでんを食べたいので控えた。会計4000円くらい。東海道で静岡に帰る。青葉おでん街を直撃。赤提灯のおでん屋さんが18件ほどある。「よろづ」に入ろうと思ったらいっぱいだったので、「みよしの」へ。るるぶでは大々的にフィーチャーされていたのに、何故か客が一人もいない。テレビはK-1で藤原紀香。
静岡おでんを初めて食べる。牛スジを煮込んだスープは色がどす黒い。ここの店では、更に特製の黒い味噌ダレをかける。仕上げにだし粉(魚粉)と青のりをまぶす。色からして味がきつそうな気がするが、食べてみると強めの味がうっすら付いていて意外ときつくない。普通のおでんよりも酒のつまみ向き。静岡では子供もこれを食べているらしいが子供渋すぎ。静岡名物、黒はんぺん等を頼む。
店の客層は最近若くなってきたらしい。オヤジさんは常連客と数十人で旅行を企画したりしている。
この店の名物、竹酒を頼んでみる。良く冷やした竹に冷酒を二合注いでくれる。コップも竹を輪切りにしたもので、これも良く冷やしてある。30分位経つと味がこなれてきておいしい。オヤジさんの目が「ロールキャベツを食え」と訴えてきた。余り乗り気では無かったが、食べたら奇跡が起こった。ロールキャベツは静岡おでんの為に産まれてきたとしか思えない位、絶妙にはまっている。キャベツの緑の葉が萎んで薄くパリパリになっているのが旨い。会計3000円。
お腹いっぱいでかなり酔っぱらったが、地下街を通った時にキルケニーを出すパブがずっと気になっていたので飲みに行く。スタンディングのカウンターで飲む店。キルケニーを飲んでいたら、Green Ginger Wine「Stone's」が目に止まる。カナダドライ味の白ワインと表現すべきか。会計1000円。ホテルに帰り着いたらべろんべろん。おやすみなさい。
画像: a fish stand for whitebait, Mochimune, Shizuoka, Shizuoka, Japan / Jun. 03 2006