星に願いを

日経新聞朝刊の一段コラム「春秋」、最近の話題はインフルエンザ

調べてみるとインフルエンザの語源についてはいくつか説がありそう。

  • 1357年フィレンツェで流行した時の記述(1358年)に「influentia coeli」と出てくる
  • 1580年にイタリア人Domenico and Pietro Boninsegniが命名

占星術の観点から星の影響で病気が発生するという理屈だ。学生時代、実験がうまく行かなかった時は『木星が射手座の方角にあるから今日は駄目だ』と言う事にしていたので非常に親近感を覚える。

「インフルエンザ危機(クライシス)」(集英社新書)2005/10/19発行

を今読んでいる所。著者の河岡義祐はインフルエンザウイルスの人工合成に成功したウィスコンシン大グループの中心人物。1957年のアジア風邪や1968年のホンコン風邪は鳥にも人にもかかるハイブリッドウイルスらしい。1918年に大流行したスペイン風邪については言及されていないが、最近のNewsweek日本語版を読むと鳥インフルエンザが変異したものの様だ。
http://hotwired.goo.ne.jp/news/technology/story/20051007303.html

タミフル以外にもリレンザ(Relenza)*3という抗ウイルス剤があり、効き目は同じ。最近、タミフルの副作用で異常行動が指摘されていて、飛び降りやトラックへの飛び込みといった事例が紹介されているからちょっと怖い。リレンザは飲み薬では無く吸引タイプなので若干手軽さに欠けるものの、どうせなら自分はリレンザを使いたい。

*1:米バイオ企業ギリアド・サイエンシズ、NASDAQ Ticker:GILD

*2:2005年1月 35ドル→いま54ドル

*3:グラクソ・スミスクラインGlaxoSmithKline)社