愛・地球博 7月8日 その4

15分くらい並んでクロアチア館へ。塩田がテーマの地味なパビリオンなのだが、一番楽しめた。塩が敷き詰められた床を渡って向こう岸に着くと、なんと床が上昇。昇りきると天井からプロジェクタで床に映像を投影。床の塩がスクリーンになる。飛行機から撮影した映像が流れ、パビリオンが実際に上空を移動している様なVR感。id:ebijunの言っていたのはこれの事だったのか。押井守めざめの方舟」で失った何かを取り戻した気分。

ベトナム館で民族楽器演奏を観る。一弦の琴(Dan Bau)は、左手でアンテナの様な棒を押さえビブラートを効かせながら右手で弦を弾く。テルミンを演奏している様に見えた。水上人形劇。竹竿の先に「魚」や「漁師の乗った船」など人形が付いている。若い女性二人が池に入って膝まで水に浸かる。二人の竿捌きで魚が回転しながら泳ぐ。ストーリーは特に無いが、動きが生き生きしていて面白い。

音のするスリランカ館の方へ。民族打楽器のアンサンブル。両側を手で叩くムリダンガムの様な太鼓、体の前で横からバチで叩く太鼓、ティンバレスの様だが紐のついたバチで叩く太鼓の三人。韓国の農楽(サムルノリとか)やアフリカンやTest Dept.を想起させるポリリズムの激しい演奏。紐のついたバチはチャンゴ(枝鼓:장고)を思わせるし、帽子に付いた紐を回しながら演奏する所もサムルノリみたいだ。すごい勢いでスピンしながら演奏し、激しい演奏のままどんどん盛り上がる。すばらしい演奏だった。そのままスリランカ館で晩ご飯。サモサ、ミックスカレー、Lion Beer。カレーはひよこ豆と鶏肉と野菜の三種でなかなかいける。スリランカ館はパビリオン自体妙に大きく、中身も力が入っていた。

21時過ぎ。北ゲートそば右のお土産屋は大混雑。公式マスコットキャラのモリゾーとキッコロは、見るからに人気出そうにないと思っていたが、大量多品種圧倒的な物量のモリゾーキッコログッズをみていると洗脳されて国民的人気キャラと信じて疑わない領域に到達してしまいそうだ。アランジアロンゾがデザインしたというのは意外だ。レジまで20分待ちの行列に並ぶ気が起きなかった。でも北ゲートにある左のお土産屋は余り混んで無さそう。

画像:Mua Roi Nuoc*1, Expo Aichi 2005, Nagakute, Aichi / Jul. 08 2005

*1:Vietnamese Water Puppets