日本におけるダダ展
東京藝術大学 陳列館(2005 6/1 - 6/18)
今日までなので、上野まで出かけた。ダダイズムと構成主義の系列をくむグループ、「マヴォ」の紹介。中心となるのは村山知義(1901-1977)を含む五人で、他に田河水泡(高見沢直治)も参加していた事で有名。絵画、オブジェ、出版物、広告(看板)のみならず、舞踏、演劇などのパフォーマンスなど多彩な活動を行っていた。写真と解説をシルクスクリーンで掛け軸にしてある。後、ガラスケースに入った機関誌の展示。関連してドイツで活動していたKurt Schwitters(1887-1948)の「Merz」も紹介。
「マヴォ第一回展覧会」ポスターのタイポグラフィが一番気に入った。機関誌「MAVO」に載っている散文詩が非常に良さそう。これはどこかから詩集で出ていないのだろうか?今回「夜の62秒」*1の様な美しすぎる詩は無かった。ラジカセで流している謎のテープが脳みそにこびりついて離れない。恐らく、村山知義のパフォーマンス録音。これもどこからか音源が発売されてないのだろうか?
「ピ ン ピ ンピ ンピ ンピ ンピン
チ ン チ ンチ ンチ ンチ ンチン」
「ティリダッ、ティリダッ、ティリダ」
- ジャンルや既成概念にとらわれずやりたい放題やる
- うちらは一人一人、個性・才能にあふれていてすごい
- じゃあ何でピンでやらずにグループでやるかといわれると、え〜と
- グループという形を取る事自体がちょっといけてないです。ごめん
- 個性にあふれているけど、作風は似てます、すいません
はっきりしろ〜!
- 外部の人も歓迎だけど、審査します。仕切るのはうちらにやらせて
- 一人一圓出資するサポーター制度を
この辺は威勢がいいね。