最も輝いていた日々

今年のETV中国語会話の素晴らしさといったら、もう...(うっとり)

という話はid:plank:20050419で既に報告した事だが、その後、ハングル講座を第3回目から見始めた。この回からミニドラマ「君、風の中に*1」がスタート。

第一話:韓国語初心者のマキが、ハングルをたどたどしく読みながら、CDを探したりガイドブックを読んだり。たどたどしく読みながらも発音はパーフェクト。独り言をつぶやくが、これ以上無い完璧な韓国語。

第二話:日本人のマキがハングルを読める事に過剰に感動したチュノ(준호)は、ガイドブックに書いてあるハングルを次々にマキに読ませる。マキが、たどたどしく鉄壁の発音で読むと、チュノはその度に恍惚の表情。

第二話までは、設定も登場人物も阿鼻叫喚の崩壊したハーモニーを醸し出していて素晴らしかったのだが、第三話はそれから一年後の設定になっていて、崩壊度を急速に失いつつある。

冬のソナタ」主題歌の歌手Ryuがゲストで出演。彼は結構なスターにも関わらず、常にアルカイック(archaïque)な微笑みをたたえ、音楽や文化を語るでもなく淡々と発音練習の模範を示す。決して生気が無い訳ではないのだが、穏やかに煩悩を超越してしまっている。恐らく以前交通事故か何かで、全血液中85%以上のキムチを失ってしまい、韓国人として極限を超えた新たなステージに数万光年レベルで到達してしまったのではないか。

画像:The cultural troope from Ethiopia, Hibiya Koen, Tokyo, Japan / May 22 2005

*1:그대, 바람 속에