Faust with Marble Sheep 2日目

六本木SuperDeluxe。今日は、Jean-Hervé Péronが出てくるなり色々しゃべり始める。日本に来てみて色々と感心する事が多い。サービスや商品に細心の注意を払ってうまく機能させているとか。日本女性がcharmとeleganceにあふれて素敵だとか。この辺はフランス人の血が言わせたのか。

東京タワー蝋人形館への謝辞。確かにあそこにはFaustの蝋人形があるし*1。蝋人形館オーナーの藤田元さん*2が会場に来ていた。客の中には暴力温泉芸者の姿も。Jean-Hervéの一言「Art is nothing but error」で演奏開始。今日は昨日と曲が違う。フリージャズ的なノンビートのインプロが多め。

第2部の1曲目はホーミーの様な声明の様な。友の指摘によるとアルバムに入っている曲。しまった、気が付かなかった。「Faust Tapes」の『Exercise 3 - with voices』かも。2曲目は何と『J’ai mal aux dents』。歯が痛い足も痛い、というか「Faust Tapes」の曲って曲名あったんだ。まさかこの曲がライブで聴けるとは思わなかった。Jean-Hervéが暴れているが、暴れ方がとても演劇的だ。

Neu!みたいな曲も演奏した。Klaus Dingerの追悼なのかも。

第3部の始まる前、ステージに椅子が二つセットされる。椅子の上にはバナナが置いてある。楽器は500円までですからね。先生、バナナは楽器に入りますか。演奏開始。Jean-HervéとZappiが向かい合って椅子に座り、バナナを食べながら談笑。バナナを食べ終わった所で客席に皮を放り投げて終了。バナナは楽器だったけど、椅子は楽器じゃなかった。この勢いで、アンコールは卓球やってくれないかな*3

Marble Sheepの曲『東京音頭』。ヘビーサイケな曲『Chromatic』。アンコールは昨日も演奏した『It's a rainy day, Sunshine girl』。でも今日は雨じゃなかった。昨日に引き続き今日も楽しかった。友の解説によると、VJのサイケデリックな視覚効果は、OHP(懐かしい)のステージに載せたプラスチック皿の上にゲル状の液体を垂らして作っているっぽい。

画像:The concrete mixer for Faust, SuperDeluxe, Roppongi, Tokyo, Japan / Sep. 07 2008

*1:id:plank:20061021 参照。
Werner "Zappi" DiermaierとHans Joachim Irmlerの蝋人形があった。

*2:日本マクドナルド日本トイザらスの創業者・藤田田氏の息子さん。ロックマニア。

*3:1974年のFaust解散ライブでは、演奏を一切せずに延々と卓球をやっていたという伝説が。V.A.「愛欲人民十二球団」Alchemy Records)の日本ハムファウストでは、この名曲をエアホッケーでカバーしている。