macrobiotic staff その3

プロフェッショナル 仕事の流儀 - 農家 木村秋則の仕事 - りんごは愛で育てる」(2007 NHKエンタープライズ)

DVDも買ってみた。木村秋則氏は優秀なエンジニアという印象。観察眼が鋭く、かつ思慮深い。ちょっとニューエイジな質問にも、不確かな事には不確かだと言う。無農薬無肥料栽培といえ、一般農法と比較して経営的に成り立つかどうかを常に考えている様だ。彼が使っているデジカメは、どうやらPentax Optio M10*1

特典映像の30分追加インタビューも面白い。自然栽培した作物は、「酸っぱい物は余計酸っぱく、苦い物は余計苦く、偏る」傾向にある。唐辛子を自然栽培すると

いやぁ激辛です。

Coaの野菜グリルは個性が強く出ているというより、どちらかというとおとなしく品のいい味だったので、ちょっと印象が違う。とはいえ試飲したアンドロメダコーヒーもうまかったし、自然栽培の事は今後もう少し調べてみよう。野生の作物といえば武夷岩茶もうまいらしい*2

木村秋則氏の自然農法は、福岡正信の本に影響を受けて始めたものだ。福岡正信といえば、西原理恵子の「鶏頭紀行ぜんぶマルコポーロ編に出てくる泥団子の人だが、一昨日(8/16)に亡くなられたそうだ。

自然農法に関連して気になるのは、りょくけん永田農法ユニクロが2002年から2004年まで「SKIP」というブランドで食品販売を行っていた。その昔うちの母親がSKIPのみかんを食べてみて、「こないだストアで買ってきたみかんの方がうまい」。比べてみると、確かにストアのみかんの方が遥かに安くてしかも激うま・・・。all aboutの記事を見ても、どうも得手不得手がある様だ。

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*1:ちなみに放送冒頭に出てくるフレンチ料理の店は、白金台「Chez Iguchi」。

*2:「岩茶のちから」(文春文庫PLUS)2006/11/10発行 参照。岩茶房にはまだ行ってない。