車幅感覚

フィンランドで毎年行われるエアギター世界選手権で、今年は日本人が優勝。お笑いコンビ、ダイノジって今まで知らなかった。曲はiPodのCMで有名なJET『Are You Gonna Be My Girl』。YouTubeで観てみたけど、演技に勢いがあるし、お腹がいい味出している。イントロでドラムが入る時に指でリズムを取るあたりが芸が細かい。でもギターの大技ばかり使っている割に車幅感覚が無い、というか本物のギターを持った動きになっていない。

http://www.youtube.com/watch?v=9r10UbGC6RI

その後、世界選手権の映像を色々観てみた。しかし、どの演技を観てもギターが見えてこない。そんな中、一つだけ凄い映像を見つけた。air guitar world championships 2003の優勝者、David "C-Diddy" Jung。正直言って、凄いと思ったのはこの人だけ。曲はExtreme『Play with me』。あくまで下半身は安定させて上半身で動きを出す、など見えないはずのギターが見える演技。髪の動き方を見ているだけで凄くリアル。フレットを見るタイミングも絶妙。曲が盛り上がるおいしい見せ場でも、ギターのパートが入っていたらギターに専念する。舌使いも面白い。

他の曲では右手の動きが少し小さすぎる、とか難点もあるけど。左手のビブラートはなかなか。アーミングは時々入れているが、芸が細かいという程ではないかな。
http://www.youtube.com/watch?v=dcc918YtpXQ
http://www.youtube.com/watch?v=cN-sYEwLurs

画像:Onoden, Akihabara, Tokyo, Japan / Sep. 10 2006