システムと文体

以前、会社でblogの話題になった時に、Radio Userlandの面白さとかシステムの話ばかりしていたら「システムの問題よりは、文章の形式・文体が重要なんじゃないの?」と突っ込まれてしまった。blogが社会現象とか言われ出しそうな頃だったので、同意しても良かったのだが、でも本当にそうだろうか?

blogの形式といって唯一頭に浮かぶのは、記事を引用して一言・二言コメントを書くというスタイル。書く方としては楽なのだが、読む側としては、あっさり短くて読み応えがないか、くどくど長過ぎて読む気を無くすかのどちらかになりがちだ。これ以外でblogならではのスタイルってあるのだろうか?

Radio Userlandで最新記事一覧(記事のaggregationにRSSを使う)の中から記事を選ぶと、記事にリンクを張りつつ冒頭部分(RSSのdescription)を引用してくれて、記事をポストするとトラックバックしてくれたり、面白い分散データベースだなーとか、個人的にはそっちの方にどうしても興味が。

自分の場合。パソコン通信時代はVT-100の80文字*1×24行に合わせて、見易い様に5行前後で段落変えするとか、単語が行をまたがない様に調整するとかに情熱を燃やしていた。今書いているのも、基本的にその頃と変わらず。はてなになって少し変わったのは、記事本体に説明をくどくど書かずに、はてなキーワードの方に書く様になった点。ハイパーテキストをより意識する様になった。その分、本体があっさりするのはいいのだが、記事本体を書いている時間より、キーワードの補足説明の下調べをしている方が最近長い様な気がする。

画像:Des unités de camping *2, Cap Martin, Côte d'Azur, France / Oct. 22 2004

*1:文字80byte分。漢字の様な2byte文字なら40

*2:by Le Corbusier