metamorphose (2)

!K7 RecordsのステージにDani Sicilianoを観に行く。Matthew Herbertのいないロックバンド編成。短い時間でたくさん曲をやりたかったのか、歌詞も一つのフレーズの繰り返しが多く単調気味で1曲1曲は短い。もの憂げな歌声に特徴があり、曲のスタイルによって発声を変えるので、声量が足りずバンドの音と調和が取れない時もある。でもロック調の曲では意外にノリノリでシャウトして、それがまた、もの憂げだったりしてしびれる。こういうバンド演奏も、もう少し練った曲でもっと聴きたいと思った。一旦終わった後、時間前に早く終わりすぎたらしく戻ってきて一度やった曲をもう一度演奏してくれた。今度はHerbertの作った緻密なバックトラック入りで歌詞もきちんと歌う。やっぱり緻密なトラック付きの方がいいです。(前言撤回)

funkstörungは歌ものの新譜
funkstörung「disconnected」(2004 !K7)
がピンと来ていなくて観るかどうか迷ったが、始まってみると歌ものを後にまわしてIDMのヒップホップが炸裂。立体的で緻密なリズムはピカイチ。途中でvocal達が出てきて歌ものが始まったが、Enikは声が特徴的という以上に意外にパフォーマーで楽しめた。歌が終わるとヒップホップ再開。観に行って良かった。

Mouse on Marsの新しい芸風が今ひとつピンと来ないうちに、奥の方から良さげなDJが聴こえてきたので移動。DJ SNEAKの横揺れの効いたねじ2本ゆるい選曲がパーフェクト。続いて始まったGreen Velvetは決めに走っていて、かえって直線的なノリだったような。

The Orbはchill out系に余り走らず妙にノリノリでびっくり。夜が明ける頃には爆音で「コケコッコー」。Tanaka FumiyaとかDJ Q'Heyも興味があったけど眠くて足腰が痛いので帰る。

帰ってから、実は友がテント付きでmetamorphoseに来ていてメールをくれていたのに気付く。

(抄) その1 2

画像:Dani Siciliano at metamorphose, Naeba, Niigata, Japan / Aug. 28 2004