metamorphose (1)

Tony Allenは常にタメの効いた基本ビート+おかずを刻むというスタイル。ドラムソロになってもタメと基本ビートは全く変えずに、おかずを千切りに刻むとかみじん切りにするとか叩く太鼓が変わるだけといった感じ。この地味さにやられっぱなし。バンドの演奏は
Tony Allen「HomeCooking」(2002 Wrasse / Narada World)
に比べてコクと切れのある演奏でしびれた。

Afrika Bambaataaの始まる頃に見に行ったら進行が遅れていて、たまたまHIFANAが始まったのでそのまま観たけどすごい。久々に音楽を聴いてスカッとした。苗場から帰ってきてCD(+おまけDVD)も買ってみた。
HIFANA「Fresh Push Breakin'」(2003 Wieden+Kennedy Tokyo Lab)
一人はサンプラ+MC、もう一人はパーカッション+スクラッチ+ドラムパッド。from 吉祥寺。ヒップホップ基調のブレイクビーツだが音は覚醒系。シーケンサを使わずにビートはサンプラ(AKAI MPC2000)のパッドで叩き出しているらしく、DVDで観ても恐ろしい手さばき。VJはKraftwerkを思い出した。ある程度は演奏しながらコントロールしている様で音にシンクロしている。

BambaataaのMCの人にしても、ヒップホップの人はベテランの保育園の先生並みに盛り上げるのがうまい。ちょっと客が落ち着くとwant some more ? とかcall and responseを始めたりとかこぶしふりあげたりとか。

(抄) その1 

画像:Tony Allen at metamorphose, Naeba, Niigata, Japan / Aug.28 2004